アルゼンチンは我が国製品の靴類に対して最終的に反ダンピング

　アルゼンチン工業・観光省は、中国原産の靴類に対して、自国の製靴工業を保護するための最終的な反ダンピング措置をとると発表した。アルゼンチンのデヴォラ・ジョージ工業観光相が署名した決定によると、今月22日から中国から輸入されたすべての靴製品に対して最低参考価格を設定し、靴1足当たりのオフショア価格は最低13.38ドルだった。中国から輸入された靴製品のアルゼンチン税関へのオファーがこの基準を下回った場合、参考価格に基づいて関税が課される。 

この最終的な反ダンピング措置の有効期間は5年で、中国原産の整形靴、スケート靴、スキー靴は措置の範囲内ではない。また、アルゼンチン製靴工業協会が発表したデータによると、2009年に中国がアルゼンチンに靴製品630万足を輸出し、輸出金額は7500万ドルで、輸出数量と金額は2008年に比べて大幅に減少した。 

世界銀行の最新の研究報告書によると、2009年に世界で実施された反補助金、反ダンピング、特保などの貿易制限措置の数は2008年より29.5%上昇した。今年の春節前後、米国、EU、アルゼンチンなどは相次いで我が国のドリルパイプ、銅版紙、アパレル製品に対して貿易救済調査を開始した。貿易摩擦に直面して、中国政府は貿易保護主義に反対し、世界経済の回復を促進すべきだと強調してきた。特に米欧などの先進経済体が貿易救済措置を乱用することに反対している。同時に、中国側も調整を通じて互いの利益と関心を配慮し、一部の発展途上国との貿易矛盾と紛争を解消することに言及した。 

アルゼンチン政府は2008年末から中国からの輸入品に対して一連の制限措置を取っている。アルゼンチン国家統計局の最新統計報告によると、2009年の中国とアルゼンチンの二国間貿易額は88億2900万ドルで、2008年に比べて35・8%減少した。