創業者が特許を申請するにはどんな条件が必要ですか？

わが国の特許法では、特許権を付与する発明と実用新案は、新規性、創造性、実用性を備えていなければならないと規定しています。つまり、通常の特許の「三性」ということです。

　（1）新規性

新規性とは、出願日以前に同一の発明又は実用新案が国内外の出版物に公開されたことがなく、国内で公開に使用されたこと又は他の方法で公衆に知られていても、同様の発明又は実用新案が他の人により特許局に出願され、出願日以降に公開された特許出願書類に記載されていないことをいう。

　　(2)創造性

創造性とは、出願日以前に既にあった技術と比較して、この発明は顕著な実質的特徴と著しい進歩を有し、この実用新案は実質的特徴と進歩を有する。..

　(3)実用性

実用性とは、1つの発明又は実用新案が工業上又は産業上で適用されることをいう。特許法の規定により、実用性とは、発明又は実用新案が製造又は使用可能であり、かつ、積極的な効果をもたらすことができることをいう。

これは含まれています三つの方面の意味:

①積極的な社会効果を生み出すことができるということは、本発明又は実用新案が実施された後、社会に対する危害を生じず、人間の生存、安全、環境に対する危害を生じず、社会公共道徳を損なわないことをいう。

②積極的な技術効果が得られるとは、特許出願の発明又は実用新案が実施された後、科学技術の発展を促進するのに役立つことをいう。

③積極的な経済効果が得られるとは、特許出願の発明又は実用新案が実施された後、発明者又は特許権者又は国家に良好な経済効果をもたらすことができることをいう。