国務院は長江デルタ地区の区域計画の実施を承認した。

先日、国務院は正式に「長江デルタ地区地域計画」（以下、「計画」という）の実施を承認しました。これは「長江デルタ地区の改革開放と経済社会の発展を一層推進するための国務院の指導意見」（国発〔2008〕30号）を徹底し、長江デルタ地区全体の実力と国際競争力をさらに高めるための重要な方策と配置であり、地域発展の全体戦略を深く実施し、全国経済の安定し、より速い発展を促進するためのもう一つの重要な措置です。

長江デルタ地区は上海市、江蘇省と浙江省を含み、面積は21.07万平方キロメートルである。

この地区の地理的条件は優越していて、自然は恵まれていて、経済的基礎が十分にあり、体制も充実していて、都市体系が完備していて、科学教育文化が発達しています。全国の発展基礎が一番良く、体制環境が一番良く、全体競争力が一番強い地区の一つとなりました。

現在、長江デルタ地区は自主的創造革新能力の向上、資源環境の制約の緩和、改革と堅塁攻略の推進などの方面の重い任務に直面しています。

「計画」の実施はこの地区の国際金融危機の影響を一層取り除き、発展方式の転換を加速させ、発展水準を絶えず向上させ、長江流域ひいては全国経済の良好かつ急速な発展を牽引する。

「計画」は、長江デルタ地区が中国の特色のある社会主義の偉大な旗印を高く掲げ、鄧小平理論と「三つの代表」の重要な思想を指導として、科学的発展観を深く貫き、徹底的に実行し、思想をさらに解放し、改革開放を堅持し、経済構造の戦略的調整を推し進め、自主的創造革新能力を増強し、都市と農村の地域の調和発展を促進し、社会の調和を促進することに力を入れ、科学的発展、国際化と一体化的発展に先導し、実践的発展のモデルとなっている。

「計画」によると、長江デルタ地区の発展戦略はアジア太平洋地域の重要な国際ポータル、世界重要な現代サービス業と先進製造業センター、国際競争力の強い世界級都市群である。

発展目標は、2015年までに、小康社会の全面的建設を率先して実現することであり、2020年までに、率先して基本的な近代化を実現することを目指す。

「計画」は都市の発展と都市と農村の統一計画、産業発展と配置、自主的創造革新と革新型の地域建設、インフラ整備と配置、資源利用と生態環境保護、社会事業と公共サービス、体制改革と制度革新、対外開放と協力の8つの方面の発展方向と重点任務を提示し、そして保障計画実施の政策措置を明確にした。

国務院は「批復」の中で、上海市、江蘇省、浙江省人民政府は「計画」の実施に対する組織指導を強化し、実施案を制定し、仕事のメカニズムを完備し、仕事の責任を着実に実施し、関連業務の推進を急ぐことを強調しました。

国務院の関連部門は職能分業によって、「計画」の実施に対する指導を強化し、「計画」の実施を徹底する具体的な措置を研究・制定し、特定項目の計画作成、プロジェクトの手配、体制革新などの面で積極的に支持し、長江デルタ地区の発展を促進するために、良好な政策環境を創造する。